様々な働き方

みなさんがこれから資格を取得したり、スキルアップをしたいと考えたりした時に大切なことは、自分がこれからどのように仕事をしていきたいか「働き方」というものを考えていく必要があります。
昔は「正社員」と「アルバイト、パート」といった形で、働き方もある程度決まってしまっていましたが、現在はライフスタイルの変化はもちろんのこと、男女雇用機会均等法などによって、男性でも女性でもさまざまな働き方ができるようになりました。

また、昔はお店も夜は閉まっていましたが、現在は24時間オープンしているお店も珍しくないため、働く時間帯なども昔に比べて多様化したといえるのではないでしょうか。

そのため、働き方そのものにも大きな変化が出始め、雇用形態も業種や職種によってさまざまなものができ始めました。

正社員だけでなく、準社員や契約社員といったものもありますし、その会社に所属となっていなくても、派遣社員のように、スポット的な働き方をする人たちも増えています。

また、フリーランスで活動している人たちもたくさんいます。
一時期、SOHOといったスタイルなども流行しましたが、今はどこでもインターネットが使えますし、自分から「発信」するのも簡単なので、フリーランスでの活動も以前に比べて可能性がたくさんあるのだと思います。

働く形態を選択し、考える

それだけに、自分がどのような形態で働きたいのか、ということの選択肢が増えていますので、資格を取得したり、スキルアップをしたりする際には、いつどんな時に活用できるかということを重視して考える必要が出てきます。

もちろん、若くて時間があるのであれば、自分の興味があるものを片っ端から勉強していくのもダメではありません。
向き不向きがわからない段階で、可能性を狭めることは得策ではありません。

しかし、ある程度キャリアを重ねて、仕事もできるようになってきたら、ターゲットを絞って考える必要が出てきます。
仕事をしながら勉強をするのですから、時間も限られていますし、その資格を取ることが自分にとってどのような意味や価値があるのかがわかっていなければ、忙しい中で勉強を続けるモチベーションを保つことそのものが難しくなってしまうことでしょう。
何かひとつのものを極めるというのは、とても時間がかかることです。
片手間でできることではありませんので、限られた時間を有効に使うようにしましょう。

また職場を選ぶ際にも社内のポリシーや方針は自分と合っているか福利厚生がしっかりしているかも事前に確認した方が良いでしょう。
有給が〇日取れると求人案件内に明記している企業もあるので自分の考えている条件と照らし合わせてみましょう。

働き方がある程度決まっていれば、どのような資格を持っていると有利かということも考えやすくなってきますので、10年後、20年後、自分はどうなりたいのか見据えたキャリア計画を立てるようにしましょう。