食の健康に関する資格

食育指導者は、食の健康の知識を持って、食育指導を行える人材に与えられる資格です。
通常の食育指導者と、その上級の2種類あり、食品や食事に関する知識を広めて、健康な社会を作るための活動を行います。
上級の資格となると、公演などを通じて、食の知識を広めることを求められます。

この資格は、食育シンポジウムから誕生した団体が主催して認定しており、現在まですでに1万人以上の有資格者を誕生させており、2005年から始まった資格ですが、広く普及しています。
食に関する健康な社会を作ることが、資格所得者に求められますが、それは大人や子供を問わずに、どの世代に対しても求めています。

資格を取得すれば、この仕事が出来るというような、必須の職業はないですが、食育に関係するような仕事であれば、資格を役立てていけます。
特に保育園などで子供を相手に仕事をする人は、小さい頃から食育は重要となるので、役立ちます。
または、小学生や、介護施設、医療機関など食事が重要になるような人を相手にしている人も役立てられます。

子供の食育指導への知識として、または高齢者への食事のケアの知識として、さらには保護者が子供への食事に役立てるための知識として使うことができます。
年齢を問わずに資格の知識は役立つので、取得しておくだけでも損はないです。
また公演などをメインとして、仕事で知識を役立てたいならば、上級食育指導者の資格がおすすめです。

資格取得には講習会に参加する

食育指導者の資格を取得したい場合は、認定団体が開催する講演会に参加し、最後に30分間の試験があるので、試験に合格すると取得できます。
合格後は、認定証とIDカードが発行され、これをもって食育指導者として名乗れます。
過去問はありませんが、有料のテキストを事前に送ってもらうことはできます。
または、講習会当日にテキストを受け取ることも可能です。

問題数は30問となり、数学や化学などを使った問題も出題されます。
そのために、当日講習会を受けただけで試験合格をするのは難しく、事前にテキストを受け取っておいた方が良いでしょう。
合格点は60点以上正解がラインとなっており、事前にテキストを読まないと合格ラインの点数を取るのは難しいです。

選択方式の試験となっており、合格を目指すならば、試験までにテキストを読んでおいて、試験対策をすべきでしょう。
食育という内容ながらも、数字を使う問題も出されるので、事前の対策は必須と言えます。
食育指導者の資格であれば、講習会は1日のみとなり、上級となると講習会は5日間開催されます。
ちなみに、資格取得後は、2年ごとに更新があり、更新しないと資格を失います。