食育の指導者

民間資格であり、食育の事を基礎から学び、社会で活躍できる指導者となるべき証の資格です。
食育インストラクターには、1級から4級、さらにはプライマリーまであり、理解度や実践レベルに応じて、内容が設定されています。

・1級

食育全般の幅広い知識を持ち、書くテーマの専門知識を有し、広く伝えて普及活動を行うことができます。

・2級

食育の幅広い知識を持ち、基本知識をわかりやすく伝える事が出来ます。

・3級

重要な食育のことを理解し、料理技術を向上させ、日常生活で実践できます。

・4級

食育の基本を理解し、家庭料理の基礎を学び、日常生活に役立てられます。

・プライマリー

食育の基本や柱となる部分を通信教育で学んで、日常生活に活かせます。

プライマリーと4級の資格試験の受験に制限はないですが、3級以上となると、下位の級の資格を得ていないと、受験は出来ません。
3級以上となると、栄養士などのプロの方も取得しているために、より本格的な内容になっています。

食育に対して世間の関心が高まっており、活躍の場も広がってきています。
医療関係や学校など、料理を行い、なおかつ食育が重要とされるような場所で活躍できます。
食育インストラクターとして、直接的な仕事はないですが、生活習慣病の方へのアドバイスや、食育の授業を行っている学校、食べ物を扱う販売店や飲食店などでの仕事が出来ます。
食品の偽装や汚染などの事件が頻繁に起こるようになってきており、今後ますます食育インストラクターの需要は増えるでしょう。

資格の取得方法

1級からプライマリーまでレベルがありますが、プライマリーは通信講座を受けて、資格取得が出来ます。
プライマリーであれば、試験はなく、認定課題を提出してクリアすれば、資格取得出来ます。
4級以降となれば、推進校に行かないと、資格取得が出来ません。
推進校は、食育インストラクターの養成校であり、主に料理スクールが推進校になっています。

4級は、推進校に通い、単位を修得し筆記試験に合格すると資格取得出来ます。
3級と2級は、推進校に通い、単位を修得し筆記試験と料理実技試験に合格すると資格取得出来ます。
1級は、2級の資格取得後に、1年以上の実務経験を積み、筆記試験に加え、活動報告書と、食育メニュー提案を行うなどの実践が必要です。

全体的にそれほど難しい内容の試験ではないですが、3級と2級になると、プロも受験します。
そして、1級となると、実践力が問われるので、試験対策だけをしても資格取得は出来ません。
食育の指導者を目指すならば3級以上を取得すべきであり、プロの方も受験しており、プライマリーや4級は、日常生活で役立つレベルの内容です。