今後のIT 社会においてさまざまなアプリケーションソフトをはじめ、ネットワーク環境などの基本的な部分を把握しておくのは非常に重要なことです。
以前のようにパソコンに触れることのない人がIT企業で就職するのは難しく、様々な知識や技術を持っている人がどんどん優遇されています。
基本的な部分を学んだ上で、さらに専門的な部分を学んでいくのは当然ですが、基本的な部分さえどのように学んだら良いのかわからないという人もいるでしょう。
そういった人にお勧めで最も必要とされているのが日商PC検定試験となります。
こちらの資格は前述したように、アプリケーションソフトの活用やネットワークにおける本当に基本的な知識と技術を勉強するものとなっていて、1級から3級までに分かれています。
受験資格などは特に定められていませんので、ある程度知識や技術があれば初めての試験で一級を受験することも可能です。
受験は取り扱いのある商工会議所
基本的にこちらの資格は日商という名前がついているだけあって、受験はそれぞれの商工会議所となっています。
試験の日程などについてはそれぞれの会場で違いがあり、事前に確認する必要があります。
また、どの級においても実技、学科試験と共に70点以上が合格ラインとなっています。
3級比べると1級の試験内容は当然ですが非常に様々なジャンルから出題されますので、やはり一級を受けるためには、ある程度の実技や3級と2級の合格が狙えるだけの知識と技術が必要になるでしょう。
ベーシックでは実技試験が30分行われますが、文書作成ソフトの機能や操作などについての基本的な部分を身につけている必要があります。
また支持された通りにビジネス文書を入力できることや社内向け、社外向けなどの基礎的な部分での留意点もしっかりと把握している必要があります。
さらに作成した文書ファイルをしっかりと指示された名称の通りに保存することができるといった技術も必要になります。
もちろんこの辺りに関しては実際にパソコンを使用する人であれば非常に簡単ですが、一級に向けてこうした内容も徐々に難しくなりますので専門的な知識が必要となってきます。
一級試験に関しては実技でプレゼンテーションソフトの操作性、そして資料などを作成するライティング技術も必要となってきます。
またネット社会においてコンプライアンスや法律などについての知識も持っていなければなりません。
資格を取得した後の就職について
こちらの資格を取得し就職を考えていくのであれば、これだけでの就職は正直言って難しいかもしれません。
一級を取得しているとはいえ、あくまでもIT企業での基本的な部分ですので他にも専門的な資格などを持っていると有利になります。
ただ専門的な資格を取得する際にこちらの資格を持っていると、それだけ知識が身に付いていますのでチャレンジしやすいといえるでしょう。
また、この資格を所持していることによって、完全なパソコン初心者に対してのスクールなどで活躍することもできます。