会社において、電話応対はとても重要

あなたが企業に電話をかけたとき、何でその会社の印象を判断するでしょうか?
おそらく「電話応対」と答える人がほとんどだと思います。電話応対とは、つまり顔が見えないコミュニケーション。

顔を見ることができれば「笑顔」「動作」などである程度相手を見極められますが、電話の場合は「声」しかありません。
そう考えると、電話応対というのはとても難しいのです。
電話応対に関しては具体的な資格はありませんが、検定でその能力をはかりアピールすることは可能です。

もしもし検定

会社でコミュニケーション能力が試されるといえば、やはり「もしもし検定」ではないでしょうか。
皆さんは「もしもし検定」がどんな検定なのかご存知ですか?「もしもし検定」とは、「電話応対技能検定」という資格試験のことです。

電話に関する技能検定なので、「もしもし検定」と呼ばれているわけですね。
「もしもし検定」と聞くと、なんだかちょっと親しみがわいて来るような気がします。

さて、この電話応対技能検定がどんなものなのかというと、「電話応対の能力を検定し、この分野でのエキスパートを目指す」ということを目的に行われているもの。
企業において、電話応対というのは非常に重要な位置を占めるものです。

直接会っての接客とは異なり、電話応対は「声だけで相手に会社の印象を知ってもらわなければならない」というで難しさがあるので、どの企業でも「しっかりした電話能力ができるような教育」を実施しているとか。
この一環として「電話応対技能検定」を行い、その年齢・勤務年数に合った電話応対能力を身に着けているかどうかを検定するそうです。

電話応対技能検定の級とは

電話応対技能検定は、3級・2級・1級に分かれています。
3級の場合は新入社員向けの内容となっており、比較的合格までの時間がかからないそう。
電話応対をそつなくこなすことができるかどうかの検定になりますので、日常的な電話応対をこなすことができている人なら合格できます。

しかし、問題は2級から。2級は、ある程度社会人経験を積んだ人向けの試験になるので、難易度が少し上がります。
試験内容も、ただそつなくこなすことができるだけでなく、「新入社員と差をつけることができるかどうか」が重要になってきますので、ある程度のスキルが求められると考えて下さい。

そして、最大の難関が一級です。
一級となると、普通の社員ではなくステータスがある社員としての接客が求められますので、非常にハイレベルな応対を求められることになります。やはり、指導する立場にいる人は電話応対をしっかりとこなす必要があるということになります。

非常に難易度は高いですが、逆にいえば「この級に合格できるということは非常に高い応対能力を持っているということ」になりますので、就職や転職ではかなり有利になります。

 1級をとるにこしたことはありませんが、3級から受けていって自信をつけていくことも重要なので、順番に受けていってみて下さい。受付などの仕事を目指す場合、なおさら受けておきたい試験です。