面接で最初に出される「自己紹介をしてください」への対策

就職活動の面接においてほとんどの場所で最初に出される質問が「自己紹介をしてください」です。
これは新卒・中途を問わず、採用を担当する面接官がとりあえず目の前の人のキャラクターを知ろうとしています。

しかし、自己紹介をする機会というのは普段の生活ではそうそうあるものではありませんので、いきなり振られてしまうと何をどう言ってよいのかわかりません。

まず就職面接の現場においてはかなりの高確率で聞かれる質問となりますので、事前にしっかり準備をして回答ができるようにしていきましょう。

最初に行う自己紹介で重要なのが「冗長になりすぎない」ということです。
どんな立場の人であっても、ダラダラと続く話というのはつまらなく感じられるものです。

自分というキャラクターを知ってもらおうとついつい長話をしてしまいたくなるところですが、3分以上になってしまった話はその8割は聞いてもらっていないと思った方がよいでしょう。

それよりも短くてもポイントをまとめた自己紹介の方が印象に残りやすく、的確に人物像を評価してもらえます。

最初の自己紹介で言うべき話題としては「名前」「職務経歴・最終学歴」「自己PR」「今回の志望動機」「まとめ」があります。

余計なことを削ぎ落としたピンポイントな自己紹介を目指す

話が長くてつまらない人にありがちなのが、話のポイントがわからず同じような話題がダラダラと続くということです。

こうしたつまらない話は事前に起承転結を考えず、話題が行ったり来たりするときによく起こります。
例えば自己紹介で自分の学歴や職歴を語る場合、必ずしも過去のことを全て語る必要はありません。

自分自身が楽しかったことや辛かったことを語るのもよいのでしょうが、就職活動の現場でほぼ初対面の人にする話としてはちょっと距離が近すぎます。

相手の立場として自分のどういったことを聞きたいかということを考えてみれば、おのずと必要な情報とそうでないものが分かってくるでしょう。

特に仕事においては携わったこと全てを自己紹介で述べる必要はなく、自分が長く関わった業務や最も大きな責任で行ったこと、印象深かった出来事だけを短くまとめていきます。

自己紹介の中でも人間性を問われるのが「志望動機」で、職歴を前提としてなぜここに応募をしたのかということを理論的に説明していきます。

詳しい志望動機については後で聞かれる可能性も高いため、最初から長く伝えるのではなく、触り部分だけを上手にまとめておいた方が後からの話題に困りません。

面接の現場においては完全に自由に自己紹介をさせてくれることもあれば、「1分くらいでお願いします」といったように先に時間制限をつけられることもあります。