履歴書の「自己PR」欄は何を書くところか
履歴書として販売されている書類に必ず設けられているのが「自己PR」欄です。
「自己PR」欄は、趣味・特技欄と区別されているものと、一緒になっているものとがあります。
広い欄として取られている場合、一体どんな内容を記載すればよいかわからず迷ってしまいます。
ですが、自己PR欄は自分という人物像をわかってもらえる大変貴重な場所となっているので、本気で文章を作り丁寧に記載していくようにしましょう。
自己PR欄の書き方としては「過去どのような実績があるか」「そのとき自分はどのような立場で仕事をしていたか」「結果としてどういったことを学んだか」「就職後どういった形で能力を活かせるか」といった流れで進めます。
記載する内容はそれぞれの業種によって異なっており、これから応募をしようとする業種に合わせ、自分のアピールポイントも変えていきましょう。
転職の場合には履歴書以外に「職務経歴書」を提出することになります。
その場合、履歴書の自己PR欄と一部内容が被ってしまうことになりますが、要約としてまとめて記載する分には問題はありません。
むしろ履歴書の内容と職務経歴書が矛盾しないように記載するということが大切です。
重複が嫌ならば、あえて論点をずらして過去の実績などではなく自分の性格面や特技面にスポットを当てる、という方法もあります。
仕事以外のことを書くのもアリです
履歴書のテンプレートは複数ありますが、転職活動をする場合には「特技」「趣味」と欄が分かれているものではなく、一体になっているものの方がおすすめです。
特技や趣味が別項目に分かれていると「読書」「映画鑑賞」といった単独での記載となってしまいますが、一つの欄にまとまってくれていればそれらをうまく自己PRにつなげていくことができます。
ちなみによくある履歴書の疑問として「趣味」と「特技」はどこが違うのかということがありますが、「特技」は趣味よりも更に自分が得意としていて一つの技能になっているということを指します。
例えば「読書」や「映画鑑賞」といったものはそれ自体何か自分のスキルとなるものではないですが、「スノーボード」や「手芸」「利き酒」といったものは技能の習得につながる立派な特技です。
「趣味」はその人の嗜好傾向を知るための項目で、「特技」は仕事以外に何らかのスキルを持っているかということを知るためのもの、と思えばよいでしょう。
とはいえ「趣味」と「特技」は明確に線引できない項目(料理、パズルなど)もありますので、趣味の中でも特に自分が自信のあるものを特技としておくと良いです。
趣味や特技は仕事に直接関係ある必要はなく、雑学としての知識や教養がどの程度あるかということを示すために使います。